こんにちは、からだの学校です。
以前、認知症と福祉ネイルにも、投稿しましたが、
先月は、2日、認知症介護実践者研修があり、あかねさんに参加してもらっています。
少し硬い内容かもしれませんが、あかねさんの感想を、一部シェアしますね♪
先月の1日目は、
・QOL(生活の質、人生の質)を高める活動
・権利擁護の視点に基づく支援
・家族介護者の理解と支援方法
・地域資源の理解とケアへの活用
について、学んだそうです。(英語と漢字ばかりで、内容が頭に入りにくいですよね^_^;)
まず最初にある”QOL”とは、
生活の質、人生の質のことを言い、医療介護の世界では当たり前のように、QOLを高めることを柱の一つとしています。
今回の研修であかねさんは、「私たちの行動によって本人の望む日々の暮らしへと変えていけるということが分かりました。そこで、(引きこもってしまったり、怒りっぽくさせてしまうのではなく)笑顔で暮らすためにできること、気を付けることは、”その方の理解” が必要と学んだので、そのために観察する目や気づきを大切にしたい 」と、話してくれました!
認知症の方へ間違いを正したり、正論や常識を話したところで、理解・納得していただけるとは限りません。
相手に理解してもらおう、分からせようということは、認知症問わず、人とのコミュニケーションにおいても、当たり前のことかもしれません。
つい私たちは、「相手のために」、「○○さんのためを想って!」、「おじいちゃんが心配だから!!」
と、相手が求めていないのに、お節介をしてしまいがちです。
そして、そういう時こそ、口調も強く、相手をコントロールしたくなっているのではないでしょうか^_^;
○○さんのためではなく、
相手の立場にたってみて、○○さんが置かれている状況に立ったらどう感じるだろうか、
私がおじいちゃんの年になったら、どんな気持ちなのだろうか、、、
”その人を理解する”とは、そういうことなのではないかな、とあかねさんの報告を受けて感じました~
それとあともう一つ、先日美容師の友人と食事に行ったのですが、その時の話の中から、
彼女が20代の頃、まだ認知症の方々との接点も理解もないときに、
美容室に来た時に、「自宅で物を取られた」という高齢のお客さんがいた話をしてくれました。
その症状や発言が認知症状の一つとも知らなかった彼女は、話を真に受けて、
「それは警察に届けた方がいいですね!」と話すと、
お客さん「警察が来たけれど、何もしてくれなかった」
彼女「それは悲しいですね、大変でしたね」と話をしたそうです。
本当の話かもしれませんし、認知症に伴う症状かもわかりませんが、
そのお客様が、家族や警察の方にも何度も同じようなことで訴えていたとすると、
彼女のように親身に話を聞き、気持ちを汲んでくれるような人がいなかったとしたら、
取られたものが見つかっても、見つからなかったとしても、
理解しようと話を聞き、気持ちを受け止めてくれたということで、その高齢のお客様はどれだけ嬉しかったことかと思います。
実際、認知症の方の、介護されている家族のご苦労は計り知れません。
だからこそ、介護保険制度を活用して、頼っていただきたいですし、
美容室の高齢のお客様も、彼女と話をして、聞いてもらい、髪をキレイにしてもらったことで、心が満たされ、
一時的にでも、一般的に言われている物とられ妄想の症状が軽減したかもしれません。
からだの学校でも、利用者様方の心が満たされ、安心して明日への活力に繋げていただけるような関り、活動をしていきたいと思います。
他の学びについても、今後報告していきますね♪
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